防災対策

以下は、関東・東北の豪雨で避難を経験された方のインタビューにもとづく記事です。災害を経験されたうえでの実話を語っていただいているので、参考にされてください。

防災対策の第一歩

防災対策の第一歩としてまずは避難所の場所の確認が大事です。私は車を所持していませんので徒歩での避難になりますが、所持している人でも避難する際に車が使用できない状況になることがあり得ます。例えば、洪水で冠水したり、地震で道路に亀裂が入ったりなど通行できない状況が考えられます。

また、東日本大震災の時も車での避難が問題視されましたので、徒歩での避難も考えておくと良いと思います。避難所までの道のりで坂があって避難が大変なのではないかとか、階段があると停電時に街灯がなくて危険ではないかとか、途中に川があると氾濫した時に橋が渡れずに避難所に行けないのではないかなど、様々なリスクを考えながら避難所に実際に行ってみるのが効果的な防災のために良いと思います。

冷静な判断でタイミングを見る

また、防災対策とはちょっと違いますが、避難するタイミングが非常に大事です。

去年の関東・東北豪雨で洪水を経験しましたが、夜間で洪水に気付くのが遅れてしまい、避難しようとした時には道路冠水が始まっていて、あまりの水流の早さに徒歩での避難は危険だと判断して自宅に留まりました。

あとになって知ったのですが、私が避難しようとしていた時には、まだ避難所が開設されておらず、自宅に留まる判断をしたことは結果的には良かったことになります。

すでに災害が発生し避難が危険な場合には、無理に避難せずに自宅の2階などの高い場所に避難すること(垂直避難)が、津波や洪水時には有効です。

逆に、まだ災害発生まで時間的な余裕があり、避難所が開設されている場合には、早めの避難を心がけて下さい。

地形把握も防災に役立つ

津波や洪水といった水害に対する防災対策のためには、自宅周辺の地形の把握が必要です。

東日本大震災の発生前、宮城県沖地震は近い将来必ず起きると言われていたので、津波対策のために国土地理院が無料で公開している地形図を見て、自宅の標高が3メートルしかないことを確認していました。

震災発生時は自宅にはおらず、また幸いにも自宅まで津波は到達しなかったのですが、振り返ってみると自宅で被災する可能性も十分あったので、標高を確認し津波に備えていたことは良かったと思いますし、有効な防災対策だったと思っています。

地震対策

地震対策については、手軽にできることとして、家具の配置を工夫することが有効です。東日本大震災時に激しい揺れに襲われた我が家では、高さの高い冷蔵庫や棚が倒れました。特に、夜間の就寝時の地震発生を意識して、ベットの近くには重くて倒れやすいタンスは置かないようにすることも防災対策の一環と言えると思います。

防災対策の基本!

あと、防災対策の基本として、備蓄している非常食の消費期限の確認が必要です。私が備蓄しているアルファ米は5年間保存可能ですが、ミネラルウォーターの方は2年間と割と短めです。例えば、防災の日や阪神・淡路大震災や東日本大震災発生の日等、折に触れて確認すると良いと思います。


 

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